お菓子の定番「シュークリーム」はおうちで手作りする人もいると思いますが、失敗することも多いと思いのではないでしょうか。
失敗の中でも、「膨らまない」という失敗は多いです。
今回はシュー生地が膨らまない原因や、うまく膨らませるコツをご紹介します。
シュークリームが膨らまない原因
- 卵液の量が多かったor少なかった
シュークリームの失敗原因の多くは、卵液の量です。
例えば、レシピに卵100gと書いてあっても、100g全部使うとは限りません。
余るかもしれないし、足りない場合もあります。
生地の状態を見極めながら、卵液を加えていかないといけないのです。
卵液を入れすぎて、緩い生地になってしまえば、膨らみません。
また、逆に卵液が少なく、硬い生地でも膨らまず、生焼けになってしまったりします。
- 生地の炒めが甘かった
生地の中の水分をしっかり飛ばさないと、シュークリームがきれいに膨らまない原因になります。
- 口金の大きさが小さい
口金は直径1㎝~1.5㎝の丸口金を使います。
私は、家に0.7㎝の口金しかなかったので、それを使用したら横に広がってしまいました。
- 絞り方が×
絞る時は、口金の先が天板から1㎝上から、動かさずに絞ります。
シュー生地が膨らむコツ・レシピ
【材料】
牛乳 50㏄
水 50㏄
バター 40g
塩 1g
グラニュー糖 3g
薄力粉 60g
卵 約2個
【準備】
・薄力粉は振るっておく
・オーブンを200℃に予熱しておく
・絞り袋に直径1㎝~1.5㎝の丸口金をセットしておく
・天板にオーブンシートを敷く
・卵は溶いておく
①鍋に牛乳、水、バター、塩、砂糖を入れる。
冷蔵庫で冷やしておいたり、常温に戻したりは特にしません。
中火にかけて、バターを溶かし、沸騰させます。
♥POINT:吹きこぼれる寸前まで沸騰させます。(鍋の真ん中まで泡が上がってくる状態)
②沸騰したら火を止めて一気に小麦粉を入れ、木べらで手早くかき混ぜます。
粉っぽさがなくなるまで、休まず混ぜます。
♥POINT:小麦粉は一気に加えます。
③再び火をつけて、③を中火で炒めます。
焦がさないように切るように炒めて、水分を飛ばします。
鍋底に薄い膜が張ったらOKです。
♥POINT:ここでしっかり水分を飛ばします。
④生地が温かいうちに卵を数回に分けて加え、その都度木べらでよ~く混ぜます。
まずは、卵1/3を加え、木べらで混ぜます。
♥POINT:グルテンが出て粘り気がでるようにしっかり混ぜます。
♥POINT:卵液は絶対に一気に入れてはいけません。
♥POINT:分離しないよう、手を休めずに混ぜ続けます。手が疲れると思いますが、頑張りましょう。
⑤生地がまとまったら、残りの1/2の卵を入れ、しっかり混ぜて生地をまとめます。
⑥ここからは、生地の状態を確認しながら少しずつ卵を加えていきます。
ちょうどいい生地の状態は、まずツヤがあること。
そして、生地をひとまとめにして、そのひとまとまりの生地を木べらですくって落としたときに、木べらについた生地が逆三角形になればOK。
次の卵液を加える前に、2~3回生地の状態を確認した方が良いと思います。
↑まだちょっと卵が足りないかなと思いましたが・・・もう1度確認してみます。
もう一度、生地をすくって落としてみたら、ちょうど良さそうです。
⑦⑥の生地を絞り袋に入れて、天板の上に敷いたオーブンシートの上に絞ります。
天板から1㎝上のところに口金の先がくるようにして、口金を動かさずに絞ります。
♥POINT:口金は動かさずに絞ります。
♥POINT:口金は1㎝~1.5㎝の丸口金を使用します。
⑧卵液が余っている場合は卵液を、なければ水を指先に付けて、絞った生地に塗って、形を整えます。
角や段差がなくなるように形を整え、綺麗なドーム型にします。
⑨200度に予熱したオーブンで25分焼きます。
♥POINT:途中でオーブンは開けません。シュー生地がしぼんでしまいます。