アボカドをカットした状態でしばらく置いておいたら、いつの間にか変色していたという経験はありませんか?
せっかくのきれいな緑色が変色して黒ずんでしまうと、見た目が悪くなり、がっかりですよね。
そこで今回は、アボカドの変色を防止する方法をご紹介します。
アボカドはなぜ変色するの?
アボカドの果肉に含まれているフェノール酸化酵素とポリフェノールが空気に触れると、メラニン色素が作られ、変色してしまうのです。
このメラニンに害はないので、変色しても食べることはできます。
アボカドの変色を防ぐ方法
①ラップを密着させて包む
アボカドは空気に触れることで変色するので、空気に触れないようにラップをぴったりと密着させて包むことで変色を防ぐことができます。
②油を塗る
サラダ油やオリーブオイルなどをアボカドの切り口に塗ります。
油でコーティングすることで空気に触れるのを防ぐことができます。
③レモン汁を塗る
レモン汁をかけることで変色を防ぐことができます。
切り口にレモン汁を振りかけます。
ただ、酸っぱくなってしまうので、マリネやサラダなどに使う場合におすすめです。
④お酢を塗る
レモンが家にないという場合、お酢でも効果があります。
⑤玉ねぎと一緒に保存
小さく切った玉ねぎと一緒に保存容器に入れておくと変色を防ぐことができます。
玉ねぎは、先端の食べられない部分を利用しても大丈夫です。
⑥電子レンジで温める
これが1番手軽な方法でしょうか。
アボカドをラップはかけずに電子レンジ500~600wで10~20秒温めます。
電子レンジで温めることで酵素が破壊され、空気に触れても反応が起きなくなります。
温めすぎると黒くなってしまうので、注意してください。
また、固いアボカドにも電子レンジは有効です。
カットしたらまだ固かったという場合、電子レンジで加熱することで柔らかくなります。
アボカド変色防止法を比較!
薄くスライスしたアボカドを以下のの4つの方法でアボカドの変色を比べてみました。
①油を塗る
②レモン汁をかける
③電子レンジで温める
④何もしない
①はサラダ油を全体に塗りました。
②はレモン汁をかけました。
③電子レンジで10秒加熱しました。
ちなみに20秒加熱したところ、少し黒くなってしまいました。
加熱しすぎは×
④は何もしていない
こちらは6時間そのまま放置したアボカドです。
④の何もしなかったアボカドは変色しているのがわかります。
ただ、思ったより変色しませんでした。
②のレモン汁をかけたものはほとんど変色が見られませんでした。
次に、①の油を塗ったもの。
③の電子レンジで温めたものは種が付いていた部分が少し黒く変色してしまいました。
ネットやSNSなどで調べてみると、電子レンジで加熱する方法は、加熱時間によって結果が変わるようです。
今回はこのような結果になりましたが、どの方法も変色防止に効果があります。
お料理に合わせて使い分けてみるのがオススメです。